新疆ウイグル自治区のウルムチ国際空港に西北地区初の航空貨物税関監督管理センターが開設し、運用が始まった。同地区の航空貨物一貫サービスがこれで本格的にスタートする。
ウルムチ国際空港の航空貨物量が年々増加しているのに対応して、新疆航空公司が800万元をかけて税関監督管理センターを設立。「通関申告―検査申請―配送」が一体化し、航空物流の一層の拡大が期待される。
同センターはドイツから輸入貨物検査機器を導入したほか、先進的な貯蔵・輸送施設を配備しており、貨物輸送の安全性を徹底確保できる。また検査手続きが簡素化されたことで、利用者は時間の節減や輸送コストの低減を大幅に実現できるほか、“ドアツードア”のサービスが受けられる。
新疆航空公司貨物輸送部の王双武主任は「国際貨物ではすでに6路線が開設されている。間もなく北京・ウルムチ・ガザ・カイロ・ドバイなどを結ぶ航空路が新たに開通するが、これにより中央アジア9都市と大陸50余りの大中都市を結ぶ航空物流ネットワークが形成される」と話す。
「チャイナネット」2003年4月4日