四洞溝景勝地は山西省大同市の四洞溝の滝とその近くの天生橋、渡仙橋、清の節孝石坊を主とし、両岔河、華平の滝、大水溝の滝、石鼎山の珍しい石、方碑の雲海、大同の竹渓、大同の古い町並みなどの景観がある。
四洞溝は大同河の支流にあり、もともとは閩渓といわれ、渓流には四つの段階のように次々と並ぶ滝があり、滝の裏側は穴で連なっているため、一般の人びとの間では四洞溝と称されている。四洞溝は赤水城から17キロ、大同鎮から5キロ離れたところに位置し、景勝区域内の長さ4キロの河の流れに四つの形の異なった滝が並んでおり、両側の谷間には20近くの流れる泉水があり、さまざまな姿の美しい滝の群れとなっている。
観光客は閔渓嘴に入り、古い橋を渡って、生い茂る竹やぶの奥の静かな小道に沿って、長寿亀五口を通り抜け、そこで長命亀泉の水を飲むことができる。1キロも歩くと、一番目の洞窟の滝である碧波潭の前に着く。この滝は幅37.5メートル、高さ31メートルで、銀色のカーテンのように垂れ下がり、天然の石の洞窟が滝の裏に隠れており、滝の裏から洞窟を通り抜ける石の小道がある。「滝の裏側に隠れた洞窟」という景観をなし、「洞窟の中の盆栽風景」も滝の裏側の景観の一つとなっている。
碧波潭の前には大きな石が二つあり、一つは天を仰ぐ座で、もう一つは星を見る石である。
洞窟に沿って行くと、谷川のほとりにある「鷹珠図」が目に入ってくる。谷川のほとりにある石はタカのように静かにたたずんでいる。前へ行くと、水の中の盆栽が目に入り、小さな渓流を渡ると、道のそばのガジュマルの木の下に「観音庵」がある。
「チャイナネット」2003年6月30日