国有企業の改革は、終始中国の経済体制改革の重点となっている。中国政府は国有企業の長期にわたる大幅な赤字を解決するためさまざまの試みを行った。2002年現在、2473社の国有企業の中で、公司制の改革を行ったのは76%に達する3322社となり、中小企業の方は90%以上に達した。中国石油・天然ガスグループ、中国石油化学工業グループ、中国海洋石油公司、中国移動通信グループなどの国有企業は相次いで外国の株式市場に上場し、国有企業の現代企業制度の確立が実質的に重要な進展をとげたことを物語っている。
2002年における国有および国有持ち株工業企業の増加額は前年比11.7%増の1兆6638億元に達し、利潤額は2636億1000万元となり、大多数の業種は全体としての赤字からの転換と連続増益を実現した。中国の国有企業の11社が世界のベスト500に入った。