中国の民間航空、鉄道、内陸河川と海上旅客輸送と道路交通事業は急速な発展をとげ、内外観光客に移動面の便宜を提供している。ここ数年来、中国はホテルの新規建設、拡充、改築が次々とすすめられ、さまざまな層の観光客のニーズを満たせるようになっている。現在、全国には星クラスのホテルが合計7300余もあり、各大中都市と観光地にはよく整備された、一流のサービスを誇るホテルがある。
中国における初めての中米合弁の旅行社が2002年1月に発足し、その株主は中国最大の旅行社である中国国際旅行社総社と世界ベスト500社の一つであるアメリカン・エキスプレス通会社である。現在、中国における中外合弁の旅行社は11社ある。中国のWTO(世界貿易機構)加盟時の観光業に関する公約に基づき、観光業界では2003年1月1日までに合弁旅行社における外国業者の株式保有が認められ、2005年12月31日までに外国業者の独自経営の旅行社が認められることになる。