大衆スポーツ活動の展開によって、国民の体位と健康レベルはたえず向上し、寿命もますます伸びている。「人生七十古来稀なり」ということわざはすでに時代遅れのものとなった。というのは、現在、70歳の年齢はごく普通になったからである。1990年から2002年にかけて、中国の人口の寿命は3.25歳伸びて71.8歳に達し、中等発達国のレベルに近づくようになった。2002年6月18日、四川省楽山五通橋区の116歳のお年寄り杜品華さんは上海大世界ギネスブック本部に「最も長く生きている人」という証明書を授与され、正式に世界で最も長く生きているお年寄りとなった。
国民の体位に対する監督・測定は国のスポーツの部門の仕事の1つとなっている。1979年に、政府は学生の体位について大かがりな調査・研究を始め、1993年から、成人の体位測定を始め、かなり詳しい資料を入手した。
最近、31の省・直轄市・自治区で行われた国民体位測定は3年間も続き、2001年に完了した。これは1949年以来、規模が最も大きく、カバーされた人口が最も広い監督・測定であった。今回の監督・測定の結果が示しているように、中国の農村部の児童、青少年の成長・発育レベルは大幅に向上し、体の姿勢に関する諸指標の平均伸び率は都市部の同じ年の人のそれを上回ったが、国民の体位のある面は依然として憂慮に値するものがある。体の機能から見て、40歳以上になると、国民の体の機能が目に見えて低下する趨勢を呈し、肥満化は都市部における青少年の健康に影響を及ぼす重要な要因の1つとなり、成人の体重オーバーもかなり普通で、農村の女性の体質状況もそれほど理想的ではない。今回の測定の結果によると、現在、国の関連部門は大衆保健案の制定を準備しており、年齢の異なる人々に対し、新たな保健方法と基準を制定し、地域社会の保健指導陣を強化することになっている。