北京の主要な水源地である河北省は、21世紀初期の持続可能な利用計画プロジェクトを全面的に実施し、25の水利プロジェクトが全部着工し、そのうち2001年に投資した7プロジェクトがほぼ完工している。
2年来、724平方㌔の水土流失地域を整備し、20万ムー(15ムーは1㌶)の節水灌漑を実施し、37.4㌔の河床を浚渫した。そのほか、水源地の汚染対策と浄水場などのプロジェクトも進展を遂げている。
北京の主要な水源地としての密雲ダムと官庁ダムの取水区域の大半は、張家口と承徳の両市にある。北京の水資源が欠乏状況を改善し、北京およびその周辺地区の経済の持続可能な発展を促進するため、国は2001年から21世紀初期の持続可能な水資源利用計画プロジェクトを実施しはじめた。同プロジェクトは張家口と承徳の両市の18の県に及ぶものであり、都市廃水処理、工業汚染処理、工農業節水、水土流失整備、生態農業建設の5種類、160項目に、39.84億元を投下した。
各地はまたプロジェクトの実施を地元生態環境の改善と結びつけ、市場メカニズムを導入し、公開入札、請負、リース、株式制、競売などの形で人びとの荒地開発、水土流失整備の意欲を引き出している。
「チャイナネット」2003/09/08