中国西部地方の天然ガスを東部地方に送る「西気東輸」プロジェクトの建設指導チーム作業会議が15日、南京で開催され、東部区間建設工事の完成が発表された。10月1日に輸送を開始し、11月には鄭州、合肥、南京、杭州、上海など各地への試験的供給を行う予定。
会議に出席した国務院の曾培炎副総理は「現在、プロジェクト建設は建設と運用が同時に進行する重要な時期に差し掛かっている。東部区間の運用・輸送作業を細心に進めつつ、西部部分のパイプライン建設を引き続き行わなければならない」としたうえで、プロジェクトの質を高め、資源探索を強化していく必要性を指摘。さらに(1)市場開発を強化し、外国との積極的な協力を進める(2)運営管理を強化し、パイプ設備破壊などの不法行為を厳重に取り締まり、天然ガスの安全な輸送を確保する――の2点を強調した。
「人民網日本語版」2003年9月17日