近年来、中国の抗菌産業がめざましい発展をとげている。
18日広州で開催された第3回中国抗菌産業発展大会によると、今年の生産額は4年前より5倍増の600億元に達する見込み。
専門家によると、抗菌材料でつくられる抗菌製品は、表面の抗菌成分が病菌を殺すか或は微生物の繁殖を抑えることができる。普通の化学殺菌、物理殺菌に比べ、効き目が長く、使用も便利で、経済的だというのが特徴。交差感染と疾病の伝染を引き起こす可能性が低く、クリーン設備も必要ではない。
中国は20世紀末から抗菌材料の研究を重視しはじめた。中国科学院物理材料技術研究所が抗菌材料の応用について研究し、大きな成果を上げた。近年来、中国国内の抗菌材料の市場規模がますます拡大している。現在、抗菌材料は家電、日用品、衛生、包装、家具、通信、文房具、玩具と皮革など30種類余りの製品に応用されている。
中国国内の重点的抗菌材料研究機構と抗菌製品メーカーはそれぞれ50社を上回っている。
新華社より2003年9月19日