水位の急上昇、流水量の大幅増などの要因で、このほど関係部門の測定で、小浪底ダムの水質が明らかに改善され、魚類資源もよく保護されていることが明らかになった。
今年の雨季に入って以来、上流の渭河などの支流の増水と8月末以来の三門峡ダムの放水で、黄河の小浪底ダムの水位は240㍍余りに急上昇し、貯水量は50億立方㍍余りに達した。これに加えて、これまでの一時期にダムでの漁労を禁止していたため、漁業の生態系環境も大きく改善された。
伝えられるところによると、河南省洛陽市の漁業行政部門はこのほど生物多様性分野専門家、漁業専門家を組織して、ダム区域について水生動植物多様性の調査をおこなった結果、主要な食用魚類はすでに優勢種となり、水生生物、水生微生物なども基本的にバランスがとれ、有害生物の藻類は以前より大幅に減少し、水質は目に見えて改善された。
このほか、ダム区域の住民及び関係部門は水域の生態環境保護の意識が向上し、すすんで化学物質やゴミなどの汚染物の排出を止めている。これらも水質の浄化にプラスとなっている。
「チャイナネット」2003/09/28