中国西部の天然ガスを東部に送る「西気東輸」プロジェクトのうち、すでに完工した陜西省靖辺―上海青浦区白鶴鎮区間で、天然ガスの輸送が始まった。
陝西省靖辺から輸送された天然ガスは7日午前1時54分、上海青浦の白鶴鎮に無事到着した。同パイプラインから上海に供給される天然ガスは、1日約50万立方メートルで、主に市民の生活用として供給される予定。上海市にはこのほか、東海(東中国海)から一日180立方メートルの天然ガスが供給されており、今年は天然ガス利用ピーク期となる冬から春にかけて、1日約230万立方メートル程度の供給量を確保できる見通し。冬季のガス不足の緩和が見込める。
「人民網日本語版」2003年10月8日