政  治
政府見解
国内政治の動き
往来と交流
人事任免事項
  経  済
産業経済動向
政策情報
地方経済
中国進出日本企業
視  点
  生態環境
砂漠化対策
治  水
造  林
汚染処理
その他
  文  化
文化情報
食文化
考古学
健  康
  時 の 人
  社   会
  論   壇
  観   光
  友好の広場
検索
天気予報:
宇宙飛行士の安全確保に最大級の技術的措置

中国初の宇宙飛行士を乗せた有人宇宙船「神舟5号」が無事地球に帰還した。中国航天科技グループ公司の酒泉衛星発射センター・試験大隊の許達哲隊長は、宇宙飛行士生命の安全を守るために採用されたさまざまな技術的措置について、次のように説明した。

キャリアロケットと有人宇宙船は、宇宙飛行士の生命の安全と密接に関係する2大システムであり、少しの誤差も許されない。これまでに4回の無人飛行試験が実施され、ロケットと飛行船の設計の正確さが証明された。同時に4回の飛行を通じて、ロケットと飛行船の信頼性が検証され、装置には改良が加えられた。

過去4回の無人飛行と今回の有人飛行の最大の違いは技術レベルである。宇宙飛行士の安全確保に向けた特別な研究が進められ、(1)船内の有害ガスの排出(2)着陸システムの構築(3)ロケット故障時の応急システムの確立――などに重点が置かれた。

ロケットと飛行船の設計・技術の信頼性の高さが証明され、問題がないことが分かってからは、品質管理に重点が置かれた。この点については、完成基準から技術制御、さらには部品の品質管理に至るまで、品質確保のための厳しい措置が取られた。

ロケットに対しても宇宙船に対しても、あらゆる技術変更について厳しい許認可手続がとられた。そうしなければ他のシステムにまで影響が生じる恐れがあったからだ。欠陥部品が見つかった場合、徹底的に調査し、その影響が単独で収まるのか、それとも広い範囲に波及するのか、その見極めが必要となる。継電器の連結を直列と並列で行うなどの措置を取り、万一の事態に備えた。

航天科技は今回の有人飛行試験担当チームのメンバーを対象に、専門的研修を実施し、厳しい品質管理メカニズムを確立した。試験担当チームはロケットと宇宙船の試験作業を専門的に担当してきた技術者で、過去の宇宙船「神舟」プロジェクトに参加したメンバーの中から選ばれた人員である。

「人民網日本語版」2003年10月16日

 

DATE:
このページを印刷
メールで送る
|
Copyright © China Internet Information Center. All Rights Reserved
E-mail: webmaster@china.org.cn Tel: 86-10-68326688