朝韓の宗教団体、日本の歴史教科書問題を非難

 朝鮮民主主義人民共和国と韓国の宗教団体の代表者は28日、朝鮮で共同声明を発表し、日本の反動勢力が中学の歴史教科書の内容を意図的に改ざんし、歴史事実を歪曲したことを非難し、日本側に対し、歴史の歪曲を直ちにやめ、戦争犯罪を深く反省し、朝鮮民族に謝罪・賠償するよう求めた。

共同声明は以下のように述べている。

日本の反動勢力は動かしがたい歴史事実にもかかわらず太平洋戦争を「アジアに利益をもたらす」と美化し、朝鮮に無理やり認めさせた「韓日併合条約」の合法化をたくらんだ。このことは、日本が21世紀においても依然として、軍国主義と海外を侵略するという思想を後代に伝え、「大東亜共栄圏」というかつての夢を実現しようとしていることを示している。

声明では、日本の反動勢力による歴史歪曲について、「朝鮮半島南北の宗教関係者はこれを見過ごすことは決してできない。軍国主義を復活させようという陰謀に共同で抵抗すべきだ」と強く非難した。

2001年4月1日