朝鮮外務省、日本の教科書問題を非難

朝鮮民主主義人民共和国外務省は7日、声明を発表し、右翼団体が編集した中学歴史教科書を日本政府が検定で合格させたことを強く非難し、日本政府に対し、犯罪行為の歪曲と美化をただちにやめるよう求めた。

声明では、「日本政府は歴史問題について極右勢力と同様の観点と思想を持ち、侵略の歴史を美化し、極右思想を広めようと企んでいる」と指摘。こうした恥ずべき行為は日本の帝国主義により大きな災難を受けた朝鮮と他のアジア諸国の国民を侮辱するものであり、国際社会と人類に公然と挑戦するものだと述べている。

声明では「歴史は歪曲・抹殺できないものだ」と指摘し、「朝鮮は日本による歴史の改ざんを黙って見過ごすことはせず、日本が再び企んでいる恥ずべき侵略行為に強い警戒を示す」と述べている。

「人民網日本語版」2001年4月9日