国家クラス経済技術開発区の設立と発展
国家クラス経済技術開発区の強みと特徴
開発区外資系企業関連の税制一覧
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大連経済技術開発区
 

概況

 大連経済技術開発区は1984年9月25日に国務院の認可を受け、同年10月15日に正式着工した国内初の国家クラスの経済技術開発区であり、優遇政策と国際慣例に沿った新しいタイプの管理体制を実施している経済区である。現在、開発区の人口は約20万。敷地総面積は28平方キロで、うち工業区が15平方キロ、住宅区4平方キロ、公共施設建設区4平方キロ、その他が5平方キロ。

 

地理的位置

 大連市はアジア大陸の東海岸に位置し、中国東北部の遼東半島の最南端にあり、東経120度58分~123度31分、北緯38度43分~40度10分に位置し、東は黄海、西は渤海、南は山東半島と海を隔てて向かい合い、北は広大な東北平野と隣接している。大連は中国の東北、華北、華東などの地域から世界各地へ向かう海の窓口であり、最も重要な港、貿易、工業、観光の都市である。

气候

 大連市は北半球の温帯―ユーラシア大陸の東海岸にあり、気候は海洋性の特徴も兼ね備える暖温帯大陸性モンスーン気候に属し、冬は厳寒ではなく、夏は酷暑でもなく、四季の違いがはっきりしている。年間平均気温は10.5℃、年間降水量は550~950mm、日照時間は2500~2800時間。

交通

 陸海空とも交通は四通八達し、非常に至便。大連港は世界140数カ国・地域と貿易・海運関係を結んでおり、ユーラシア横断鉄道輸送の中継港でもある。瀋大(瀋陽=大連)鉄道と瀋大高速道路、愛大(黒竜江省・愛輝県=大連)自動車道、鶴大(黒竜江省・鶴岡市=大連)自動車道、荘林(荘河市=内蒙古自治区・林西県)自動車道など4本の国道は各道路と連絡している。鉄道網、自動車網を利用すれば、遼寧・吉林・黒竜江の東北3省と内蒙古自治区の東部にアクセスできる。周水子国際空港は全国4大国際空港の1つで、ボーイング747型機など大型旅客機の離着陸可能。現在、86本の国内・国際線が開設されている。

関連施設

 大連地区では電力は自給体制にあり、しかも余力がある。開発区の電源は区内で賄っているが、区外にある東北電力ネットと結ばれた140万キロワットの華能大連発電所からも電力を供給できる。同発電所は2基の220KV変電所、7基の66KV変電所、45カ所に10KV断路ステーションを持つ。年間発電量は12億キロワットアワー。浄水場は2カ所ある。日間給水能力は25万トンで、水質は国の飲料水基準を満たしている。スチームや暖房、生活用熱湯・冷水熱源としてセントラルヒーティング方式を採用しているほか、LNG(液化天然ガス)も供給。工業廃水は、企業自身が遼寧省の定める基準を達成したのちパイプラインを通して排出するよう指導しており、汚水処理費用は徴収していない。

基幹産業

 機械、エレクトロニクス、石油化学、紡績・衣料、冶金、建材、食品、医薬など。

主要外資系企業

 三菱商事、三井物産、伊藤忠、丸紅、日商岩井、ニチメン、東芝、新日鉄、清水建設、キャノン、三洋電機、松下電器、みずほフィナンシャルグループ、UFJ銀行、大宇、現代、浦項など。

公式サイト

 www.china-dda.com

  「チャイナネット」2004年1月

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