環境保護総局は社会に広く国内の環境状況を理解し、保護活動に参与してもらうため、今年から毎年、全国の重点流域、海域の水質汚染整備事業の前年度の進ちょく状況を定期的に公表する。
国務院が同意した重点流域、海域の水質汚染整備計画の要件に基づき、環境保護総局は重点流域に位置する各省・自治区・直轄市と関係省庁の水質汚染整備事業の進ちょく状況を総括し、年次報告を策定したうえで国務院に報告するとともに、社会に公表して監督を受ける。
対象となるのは、淮河、海河、遼河、太湖、巢湖、滇池流域、三峡ダムとその上流、「南水北調」(南方の水を北方の送るプロジェクト)東ライン、環渤海地区。河南・河北・安徽・山東・山西・江蘇・浙江・遼寧・吉林・内蒙古・四川・雲南・貴州・湖北・上海・北京・天津・重慶の18の省・自治区・直轄市にまたがり、これら地区は人口数と経済力でかなりの比重を占める。
公表する内容は、(1)「3河3湖」(淮河、海河、遼河、太湖、巢湖、滇池)とその主要な支流および渤海の指標達成と水質改善の状況(2)18省・自治区・直轄市の流域・海域の水質汚染物排出規制目標の達成状況(3)汚染整備事業達成の状況。
関係機関も整備事業に対する指導と支援の状況、「3河3湖」流域水質汚染整備の第10次5カ年計画、『渤海碧海行動計画』や『山峡ダムとその上流の水質汚染整備計画』『南水北調東ライン整備計画』の関連政策や資金の執行状況を公表する。
「チャイナネット」2004年1月29日