科学技術事業の成果。年間の科学研究と実験・開発(R&D)の経費支出は1843億元で、前年より19.7%増加し、国内総生産の1.35%を占め、そのうち基礎研究経費は102億元である。年末現在の国有企業と事業体の各種専門技術者は合計2716万3000人である。国は年間に科学技術難関突破計画課題824件と「863」計画課題1071件をアレンジし、ハイテク産業化モデルプロジェクト333件を新たにアレンジし、国家プロジェクト研究センター10カ所を新たに設立し、国家重点実験室改造プロジェクト40件をアレンジし、53社の優秀企業を選んでその技術センターのイノベーション能力建設を支持し、国家クラス企業技術センターを累計332カ所認定した。年間に省・部クラス 以上の科学技術成果を3万1000件獲得した。年間に国内外の特許出願を35万4000件受理し、19万件に特許権を授与し、前年と比べてそれぞれ14.7%と4.4%増えた。年間に26万5000件の技術契約を結び、技術契約取引金額は1334億元で、前年より23%増えた。年間に8回の衛星打ち上げに成功した。
年末現在、全国に製品検査・測定実験室が合計1万8983カ所あり、その中に国家検査・測定センターが263カ所ある。全国に製品品質、システム認証機構が169カ所あり、累計3万1000社の企業の製品に対する認証を完成した。全国に法定計量技術機構が合計4098カ所あり、年間に計量器具3400万点(件)を強制的に検 定した。年間に国の基準を893件制定、修正し、そのうち新たに制定したものが458件ある。全国に天気レーダー観測ステーションが合計255カ所あり、衛星気象図受信ステーションが382カ所ある。全国に地震観測所が合計1253カ所あり、地震遠隔測定網が30ある。全国に海洋観測モニタリングステーションが合計2706カ所ある。測量製図部門は1767種の地図、430種の測量製図図書を公開出版した。
幹細胞の治療研究に重要な進展。2005年初め、白血病の治療に用いる「原始間質入り幹細胞」注射液はすでに臨床研究の認可書類を獲得し、第1期の臨床研究は近いうちに行われる。これは中国の幹細胞を治療、研究する面の標識的意義を持つ重要な成果であり、中国の幹細胞の治療研究がすでに世界の先進レベルに達したことを表明している。
核エネルギーの平和利用事業はめざましく発展。2004年は中国の原子力事業創立50周年にあたり、中国の国際原子力機関(IAEA)加盟20周年にもあたる。
中国が自主的に設計、建設した最初の原子力発電所――秦山原子力発電所は1991年に竣工して操業に入り、中国大陸に原子力発電所がない歴史に終止符を打った。1994年に竣工して操業に入った大亜湾原子力発電所は中国と外国が協力して原子力発電所を建設する成功例をつくった。1996年から、中国はまた秦山第2期原子力発電所を自主的に設計、建設し、国外と協力して嶺澳原子力発電所、秦山第3期原子力発電所、田湾原子力発電所を建設した。2004年7月現在、合計9基の原子力発電ユニットが稼動し、設備総容量は701万キロワットに達した。2005年に江蘇省の田湾原子力発電所は全面的に竣工し、中国の原子力発電の設備総容量は913万キロワットに達する。
原子力発電を発展させると同時に、中国はまたその他の形の核エネルギー利用の研究を積極的に展開している。低温原子力暖房プロジェクトの実験研究はすでに成功裏に完成し、いまは核エネルギーを利用しての海水淡水化プロジェクトの研究を展開している。
同位元素と放射技術は医療・衛生、工業、農業、環境保全、公共安全などの分野でも広く応用されている。2003年末現在、全国に核技術応用に従事する機構が300余りあり、生産総額は約400億元に達した。
中国は核エネルギー平和利用分野の対外協力を非常に重視している。特に1984年にIAEAに加盟してから、核エネルギーの平和利用を促進し、核拡散防止を目的とする保障監督の国際協力に積極的に参与し、しかるべき貢献をした。2004年、中国は原子力供給国グループ(NSG)に正式に加盟し、核輸出に対し全面的な安全保障を実施し、国際社会の一致の好評を獲得した。 |