歴史
陝西モスクはウルムチ市和平南路通り永和巷(横町)の北側に位置し、清の乾隆・嘉慶(1736-1821)の頃に建てられたもので、約200年の歴史がある。清の光緒32年(1906年)に陝西から移住して来た回族の人たちの寄付金で拡充された。
コメント
このモスクの最大の特徴はイスラム風建築物と中国の古代建築物を巧みに結び付けていることにあり、新疆では非常に代表的な存在である。造型は中国の伝統的な建築文化の影響を受けており、宮殿式建築物の造型を取り入れ、古代の伝統的な木構造の建築様式を保っていて、鮮明な中国の中央部平原地域の古代伝統建築物の風格があり、民族文化と建築文化の粋が融合したものとも言え、かなり高い歴史的価値、建築芸術としての価値と観賞価値がある。1962年に新疆ウイグル自治区クラスの文化財保護指定を受けた。 |