工業の発展
20世紀後半の50年間、特に改革開放後の20年間において、中国の工業は急速な発展を遂げた。1952から2000年にかけて、工業生産額は不変価格で計算すれば年平均の伸びが11.5%に達し、そのうち、1979から2000年までの伸びは11.6%である。2001年における国有および一定の規模以上の非国有工業企業の資産は合計13兆4184億元であり、全国の工業生産額は合計4兆2607億元で、前年より8.9%伸びた。
50年余りの発展を経て、中国の主要な工業製品の生産高は数十倍ないし数百倍も増え、世界で重要な位置を占めている。1996年から、鉄鋼、石炭、セメント、農業用化学肥料、テレビの生産はずっと世界でトップにランクされている。
主要工業生産品の伸びを示す略表
生産品
単 位
1952年
1978年
2000年
2001年
原炭
億トン
0.66
6.18
10.00
11.10
原油
万トン
44
10405
16300
16500
発電量
億KWH
73
2566
13556
14780
鉄鋼
万トン
135
3178
12850
15266
セメント
万トン
286
6524
59700
64000
自動車
万台
―
14.91
207.00
233.40
カラーテレビ
万台
―
0.38
3936.00
39767.10
化繊
万トン
―
28.46
694.00
828.30
糸
万トン
65.6
238.2
657.0
699.8
布
億メートル
38.3
110.3
277.0
290.6
砂糖
万トン
45
227
700
619
硫酸
万トン
19
661
2427
2740.1
化学肥料
万トン
3.9
869.3
3186.0
3396.5
化学農薬
万トン
0.2
53.3
60.7
69.6
集積回路プログラム
億個
―
―
58.8
63.6
制御交換機
万回線
―
―
7136.0
7223.5
移動通信設備 マイクロ
万台
―
―
1505.0
2473.9
コンピュータ
万台
―
―
672.0
758
1978年当時、中国には単一の公有制経済しかなく、国有企業が77.6%、集団企業が22.4%を占めていた。改革開放は多種類の経済体がともに発展をとげるために大きな可能性をもたらし、外国業者と香港・澳門・台湾の業者、個人と私営工業などその他の経済体が雨後のタケノコのように急速な発展をとげた。2000年現在、国有および国有持ち株工業企業の生産総額は国有および一定の規模以上の非国有工業企業の48.3%、工業生産額は59.2%、従業員数は55.5%、利潤総額は56.1%をそれぞれ占め、集団企業の生産総額は国有および一定の規模以上の非国有工業企業の15.2%、工業生産額は13.9%、従業員数は16.6%をそれぞれ占め、外国業者と香港・澳門・台湾企業の工業生産総額は27.1%、工業生産額は22.5%、従業員数は14.7%をそれぞれ占め、個人と私営工業生産総額は9.4%、従業員数は13.2%を占めている。
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