外資利用
中国の外資利用には多くのルートと形態があり、だいたい次の3類に分けられる。@外国政府借款、国際金融機構の融資、外国商業銀行の融資、輸出信用貸付、債券の対外発行などを含む外国からの借款、A中外合資、中外合弁、全額外資の企業および協力開発プロジェクトなどを含む外商直接投資、B国際リース、補償貿易、加工組み立ておよび株券の対外発行などを含む外商のその他の投資。 1979年から 2001年までの中国の実質外国直接投資は合計3935億ドルであった。現在、中国はアメリカについで外資導入が最も多い国となっている。    


20世紀80年代の初めから、中国は人員、物資、資金力を投入して、次々と数多くのインフラ施設をつくり上げ、外商が中国で投資して工場を設立するために良好な環境をつくり出している。それと同時に、国と政府は前後して500あまりの渉外経済法規を公布し、外商の対中投資に法的よりどころと保障を提供している。 1997 年末に、中国はまた農業の総合的開発、エネルギー、交通、重要原材料、ハイテク、資源の総合利用、環境保全などの分野での外商の対中投資を奨励する「外商投資産業指導リスト」改正案を公布した。 2001 年末現在、170余カ国と地域の外商が中国へ来て投資し、外資系企業は39万社に達した。世界の大財団、多国籍企業も中国市場に熱い目を向けており、世界の大企業500社のうち、 400余社が中国に投資している。中国は世界の投資家、金融界にとって投資環境が最も望ましい国の一つと評価されている。

 


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