関税引き下げ


ここ数年、世界経済の流れにより速く融け込むため、中国は関税を引き下げる面で積極的な努力を払ってきた。1996年4月1日、中国政府は4971税目の輸入税率の引き下げを発表し、税率の平均レベルを35%から23%に引き下げた。1997年10月1日からさらに4874税番の輸入関税の税率を引き下げ、関税の平均レベルは23%から17%に下がった。2001年1月1日から、中国政府はさらに関税を引き下げることを決め、関税の全般的レベルは15.3%に下がった。今回の関税の引き下げは累計で中国の税則・税目全体の49%を占める3462の税目とかかわりのあるものである。

関税の大幅引き下げは「中国は2000年までに関税の全般的レベルを15%前後に下げる」という中国の指導者が1996年にフィリピンのスービック湾で開かれた第4回APEC首脳非公式会合で行った公約を実現するとともに、中国が開放型経済を実行し、世界各国、各地域との経済貿易協力を強化し、世界経済の発展を促そうとする決意と誠意を表わすものであった。

WTOに正式加盟した後、中国政府は約束を履行し、段取りを追って引き続き関税の税率を引き下げることになろう。2005年までに関税の税率を発展途上国の平均レベル以下に下げ、工業製品輸入税の平均税率を10%前後に下げる。



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