国際協力と契約履行


この数年来、中国はさまざまな重要な国際環境事業に積極的に参与し、世界の環境および開発の分野で大きな役割を果たしている。「国連気候変動枠組条約」が1994年発効して以来、中国は気候変動についての国際交渉の中で原則と立場を堅持し、前向きの対策をとり、中国と発展途上国の正当な権益を効果的に守った。「オゾン層の保護のためのウイーン条約」によって、各国はオゾン層の物質を消耗するフロンなどの使用量を逐次削減しなければならなくなっている。中国は国連のオゾン層保護の多国基金を利用して代替物質の開発を積極的におしすすめ、一部の技術は世界の先端をいくもので、中国は繰り上げて条約の基準に達し、その代替物質の輸出を始めており、そのうち、フロンなし冷蔵庫、フロンなしクーラーなどは欧米諸国の市場で人気がある。

政府の環境保全部門はまた国際金融機構と国際環境機関の提供する基金を積極的に利用している。地球環境基金(GEF)が1992年に発足してから今日までに、中国は合計その基金を2億3000万ドル利用し、同基金を最も多く利用している国の一つである。水資源及び都市環境保護はずっと世界銀行の中国の都市建設への資金投下における重点の一つである。1985年にスタートした最初のプロジェクトから、世界銀行はすでに中国の都市インフレ建設のほぼ30のプロジェクトに約50億ドルの融資を提供し、総投資額は100億ドルを超えた。そのうちの半分は都市部の汚水の収集、処理、処分の施設及び関係機構の建設に用いられ、投資は11省、4直轄市に及んでいる。2001年末には、中国の中部地区にある安徽省もアジア開発銀行が酸性雨抑制と環境保全計画のために提供した1億4700万ドルの融資を獲得した。



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