基礎教育


中国の基礎教育には幼児教育、小学校から初級中学校までの9年制義務教育、一般大学教育、障害のある児童・少年のための特殊教育と識字教育が含まれている。
 現在、中国は全国人口の6分の1を占める2億以上の小・中学校の生徒と学齢に達しない児童を擁している。このため、中央政府は基礎教育を優先的に発展させ、基礎教育施設の整備を教育事業の重点分野として位置づけている。政府財政からの投入を増やし、新課程改革の実験および新しい教育評価システムの実施など基礎教育の根本的な問題にかかわるさまざまな変革が中国各地で進められている。

各地区の教育発展のアンバランスおよび農村の義務教育経費の不足を解決するため、国家財政部は2001年から2005年まで50億元を拠出し、まず貧困地区の基礎教育の改善に用いる。広大な農村に散在している1300万平方メートルに及ぶ中・小学校の老朽化校舎に対し、政府も30億元の専門資金を拠出し、2、3年内に校舎の改造を完了する計画である。

政府の要求によって、中国の基礎教育の改革と発展の目標は、2010年までに基礎教育の全般的レベルが世界の中進国のレベルに近づくか、またはそれを達するものとなっている。



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