ネットワーク教育


統計によると、現在、全国のネットワーク教育の在学生は20万人を超え、3年後は100万人に達する見込みである。現代の情報技術による「塀のない」大学は若者が著名な大学に入るためのいまひとつの「グリーンカード」となるということが教育界の共通の認識となっている。それと同時に、伝統的な主流の教育の方式も一定の衝撃を受けるに至っている。

1999年には全国で北京大学、清華大学、北京郵電大学、浙江大学、湖南大学、中央ラジオ・テレビ大学の6校がネットワーク大学を開設したが、2000年の夏休みの期間には、北京にある中国人民大学、北京外国語大学などの9校および黒竜江、
山東、上海などの省・直轄市の16校の大学もネットワーク大学を開設した。これによって、教育部の認可を得たネットワーク大学は31校に達し、そのうちの大半は重点大学と著名な大学である。2000年10月から2001年4月までに、全国の20の省・直轄市・自治区の1万人近くの学生が中国人民大学ネットワーク大学に入試を申し込んだ。

ネットワーク大学の最大の受益者は辺ぴな地域と教育が立ち遅れている地域の学生であり、大学入試に受からなかったものや在職の人々もネットワーク大学を利用していつでも勉強やトレーニングを続けることができることになった。

ブロードバンド技術の発展もネットワーク教育の発展を促している。すでに開通した中国教育テレビ衛星ブロードバンドマルチメディア伝送プラットフォームは、8つのテレビ番組、8つの言語番組、20余りのIPデーター放送番組をオンエアする能力をもっている。衛星ネットワークと中国最初のインターネットである中国教育ネット(CERNet)は高速アクセスを実現した。これはインタラクティブ機能をもつ現代遠隔教育ネットワークである。



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