大衆スポーツ 


1949年の中華人民共和国の建国以後、大衆的なスポーツが幅広く展開され、大衆スポーツ組織システムが次第に健全化している。1995年8月に、全国人民代表大会常務委員会は『スポーツ法』を採択した。そのあと、関連部門は次々と一連の法規と規則を公布し、法律面から国民がスポーツや体育を通じて健康を向上させるよう要求している。

ラジオ体操は大衆に幅広く受け入れられる健康を保つ方式の一つで、政府は異なった人たち(成人、少年、児童)のためにそれ相応の国の基準を制定した。ボール競技などその他のスポーツも大衆の間でますます普及するようになっている。大多数の政府機関と事業部門が毎年、従業員スポーツ大会を開催することは成文がないが慣例となっている。

近年来、一部の新興スポーツ種目、例えば、フリーロッククライミング、草競馬、バンジージャンプ、ボーリング、スケート・ボード、女性ボクシング、テコンドー、ゴルフなどがますます多くの人びとに受け入れられるようになり、特に都市部の若者の間で人気がある。都市のスタジアム、体育館は未曾有の繁盛ぶりである。例えば、北京の各市街区のプール、アスレチック・ジム、スケート場が日ましに増え、卓球コート、テニスコートでも長蛇の列が現われている。一部の大・中都市に対する調査によると、近年、スポーツ活動に参加する人の数は毎年約2%ずつ逓増している。

2000年末には、全国大衆スポーツ協会は30カ所に増え、末端従業員スポーツ協会は4万余カ所で、都市の地域社会スポーツ組織は3854カ所、地域社会のスポーツ指導ステーションは2000余カ所で、地域社会のスポーツ指導員は10万人に達した。20世紀90年代来、数多くのスポーツ施設が新規建設、改築された。現在、全国のスタジアムと体育館は62万カ所を上回り、総面積は1人当たり0.65平方メートルに及ぶ8億平方キロに達した。そのほか、関連部門はスポーツくじによる収入を利用し、2年間に合わせて1077カ所の全人民健康プロジェクトを完成した。公共スポーツ場と施設はすべて一般向けにオープンされた。

2001年10月に、国家体育総局、教育部、衛生部、国家発展計画委員会など11の部門が3年にわたって、全国の31の省・直轄市・自治区で「国民体位測定」作業を共同で行った。そしては建国いらい最大規模の人数の1番多い測定であった。この測定が済んだあと、11の部門が共同で「国民体位測定作業に関する規則」を制定する通達を公布し、今後5年ごとに一回国民体位測定作業を展開するよう要求した。測定の結果によると、現在、国の関連部門は大衆保健案の制定を準備しており、年齢が異なる人々に対し、新たな保健方法と基準を制定し、地域社会の保健指導陣を強化することにした。



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