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澳門






   澳門は昔から中国の領土であり、十九世紀後期にポルトガル植民地主義者に占領された。一九九九年十二月二十日、澳門は順調に祖国に復帰した。

 「澳門特別行政区成立二年来、自己整合と調整を経て、経済発展の方向は社会の広範な共通認識を得た。絶えず開放する前提の下で、主要業種を重点的に発展させ、同時にその他の産業をも配慮し、自ら努力して向上し、商業経営の思惟を突破し、新しいビジネスチャンスを求め、澳門特別行政区の経済に最もよい発展パターンを創出させる」。これは澳門特別行政区の何厚か行政長官が澳門経済の発展に対し行った総括であり、新しい年に対する展望でもある。

 二〇〇一年は、澳門特別行政区にとっては経済困難を克服し、鋭意進取して、喜ばしい成果をあげた年である。世界経済が不景気に見舞われ、アジア経済が軒並みに低迷するという衝撃の下でも、澳門経済は年間0・五〜一%成長して、復帰以来の二番目の経済成長年を実現した。

 最新統計によると、澳門の支柱産業としての観光業は二〇〇一年の一月から十月にかけて、依然として喜ばしい成長の勢いを保ち、その期間に澳門を訪れた観光客は前年同期より一二%増加した。二〇〇一年十二月二十一日現在、年間観光客総数は初めて延べ一千万人の大台を突破し、前年より九%増え、特別行政区政府の観光による税収が約五%増加することが有望となった。

 観光業の繁栄は関連産業の同時発展を促し、二〇〇一年第3・四半期の澳門小売業の売上総額は前年同期より三%増え、同年一月から十月までのホテルの客室使用率も前年の五七%から六〇%に上がった。

 アメリカの「九・一一」事件の影響を受けて、各国の航空輸送業務が萎縮する大環境の下で、澳門航空公司は積極的に開拓し、二〇〇一年の旅客と貨物の輸送量は減らないだけでなく、前年よりそれぞれ一〇%と七%増えた。

 澳門の外資導入と企業誘致はいくらか進展が見られ、二〇〇一年第3・四半期現在、澳門で登録した新しい企業は六百十三社に達し、資本総額は一億六千九百万バタカに達し、前年同期比それぞれ一五・八%と一一・九%増えた。投資して居留することを申請する件数は九百九十件増加し、前年同期に比べて二五%近く増加した。

 各業種の経営状況を反映する重要な指標としての税収も良好の状態を呈している。澳門の宝くじによる収入は六十億バタカ近くで、最初に定めた予算額より八%以上も上回った。その他の大部分の主要な租税の徴収率は現在すでに九〇%以上を越え、年間の税収が超過達成された。

 二〇〇一年末現在の澳門特別行政区の外貨準備高総額は二百八十一億六千万バタカに達し、前年同期より一四・二%増えた。外貨準備の投資収益総額は十四億二千万バタカで、純利は約五億バタカ増えた。そのほか、金融管理局の管理する特別行政区準備金の二〇〇一年投資リターン率は五・七%に達し、特別行政区の準備金総額は百八億三千万億バタカに増加して、特別行政区政府は三百九十億バタカの準備金を擁している。

 二〇〇一年に澳門銀行の預金総額が増加し、年末の預金総額は千百五十四億バタカ(約八バタカが一ドルに相当)に達し、前年同期より七%増加した。貸付けは若干の困難にぶつかり、前年同期と比べて二・八%減少したが、残高総額は四百九十四億バタカを維持した。努力を経て、銀行業の不良債権の絶対額は前年より減り、各銀行も非伝統的業務を展開する面の潜在力を掘り起こして、一定の収益をとげ、二〇〇一年に澳門の生命保険業は長足の進歩を得て、年間保険料収入は九億二千六百万バタカに達し、前年同期に比べて二二・六%も大幅に増え、一九九一年以来十一年連続して二桁の成長を維持した。財産保険の保険料収入も過去三年連続マイナス成長の状況の下で減少から増加に転じ、増加率は三%に達した。

 澳門経済がこれほどの進歩をとげたのは、特別行政区政府が改革を実施し、競争力を増強する政策と措置をとったおかげである。特別行政区政府は重点的に電信と宝くじ娯楽業を真っ先に開放し、競争を行わせた。この二つの改革はすでに市場に新しいビジネスチャンスをもたらしたかまたはもたらすであろう。政府が澳門の大型プロジェクト建設への投入にいっそう力を入れたことも、経済の健全な発展を促す条件の一つである。二〇〇一年に新たに建設する路とうニュータウンの何本もの主要な幹線道路、澳門観光塔などは内需を促し、経済発展を安定させ、就業を拡大することに保証を提供した。

 二〇〇二年の澳門経済の持続的発展を推進するため、特別行政区政府は、財政準備金の一五%に相当する二十億バタカを使い、職業税と商工業者住宅税の減少、営業税と観光税の免除など十項目の政策と措置を講じて、引き続き経済環境を改善し、経済発展に新しい原動力を注ぎ込むことを決定した。

 復帰後の澳門特別行政区の治安が明らかに好転する基礎の上で、二〇〇一年の犯罪発生率は全体として前年よりいちだんと下がった。特別行政区保安司の張国華司長の話では、賭博権の開放に従って、澳門全体の治安状況に確かに隠れた憂いが存在しているが、いまのところまだ悪くなった兆しが見えない。二〇〇一年の犯罪事件の中で、暴力犯罪は四分の一減り、そのうち減少幅の最も大きいのは麻薬密売と強奪で、澳門全体の治安が引き続き改善されていることを顕示している。

 澳門特別行政区の何厚か行政長官は、「一国二制度」の澳門での実践は成功を収め、澳門特別行政区政府の確定した経済と社会の発展計画は澳門の実状に合致し、中央政府はこれを支持していると述べ、また澳門特別行政区政府と各界人士の共同の努力があれば、澳門の将来はきっともっとすばらしいものになるものと信じていると述べた。