ホーム
japanese.china.org.cn | 30. 01. 2015

アベノミクス、どこまで行けるか?

タグ: アベノミクス

財務省が1月26日に発表した貿易収支によると、日本の2014年の貿易赤字は前年比11.4%増の12兆7800億円で、3年連続で過去最大を更新し、過去35年間で最大となった。これは4年連続の貿易赤字でもある。

円安による輸出拡大の政策は、空振りに終わったようだ。アベノミクスの実施から2年余りが経過するが、日本経済は低迷から脱却しておらず、長期目標の実現の道も遠い。アベノミクスは、どこまで行けるだろうか?

楽観を許さない経済

日銀は量的緩和策という「武器」を何度も使用しているが、2014年4月の消費増税により、日本の経済成長が大きな影響を受けた。日本政府は12日、2014年度の経済成長率の予想値を、1.2%から0.5%に引き下げた。

景気回復が遅れ、国民はアベノミクスへの自信を失っている。日本メディアの世論調査によると、アベノミクスの日本経済への影響について、回答者の60%は日本経済に「変化なし」と回答した。「悪くなった」は21%で、「良くなった」は15%のみだった。

本質的な問題に触れない政策

国内の経済と社会の構造問題は依然として、日本が直面している最大の問題となっている。

日本の雑誌『世界』はこのほど掲載した記事の中で、アベノミクスはデフレを景気低迷の原因としたが、これは初めから選択ミスを犯していたと指摘した。デフレは表面的な現象に過ぎず、真の原因は90年代後半からの構造的な賃金低下だ。

1   2   次へ  


 

コメント

コメント
名前
最新コメント (0)