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japanese.china.org.cn | 23. 06. 2015

三菱東京UFJ銀行、日本国内で人民元建て債券を初めて発行へ

タグ: 人民元建て債券

 

日本メディアの報道によると、日本の三菱東京UFJ銀行が日本国内で人民元建て債券を初めて発行することになった。中日間貿易の拡大に伴い、日本国内における人民元のニーズが絶えず増加している。人民元建て債券の発行により、人民元資金の調達手段が増えた。そして、東京金融市場が多国通貨を融通できる国際金融市場であり、人民元建て債券の発行は東京金融市場の活性化を促す上でも役割を果たすと見られる。

三菱東京UFJ銀行が今月24日に、3億5000万元(約70億円)の債券を日本国内の地方銀行や保険会社向けに発行する計画だ。日本企業が日本国内で人民元建て債券を発行するのはこれが初めて。これまでに、三菱東京UFJ銀行が2010年に海外銀行の名義で中国で人民元建て債券を発行したことがある。

2010年の秋、中国政府が海外における人民元建て融資・出資の関連規制を緩和した。その後、中日両国が2011年12月に金融合意に達し、人民元建て債券の発行をめぐる取り決めも存続してきた。今年4月、ジャカルタで日本の安倍晋三首相と中国の習近平国家主席による首脳会談が実現し、中日間の金融協力強化にとって機が徐々に熟している。

三菱東京UFJ銀行は今後も在中日系企業のニーズに応じて、人民元建て債券を発行し続ける。人民元による取引の拡大とともに、三菱東京UFJ銀行が利益獲得のチャンスを逃さずに関連業務の開拓に力を入れていく。人民元建て債券の発行は日本市場の活性化につながる戦略だけでなく、日本市場の国際競争力を高めることにも役立つと見られる。

 

2015年6月23日

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