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japanese.china.org.cn | 31. 05. 2016

ビッグデータが中国経済モデル転換促進の新原動力に

タグ: ビッグデータ

中国の貴州省貴陽市で5日間にわたり開かれた「2016中国ビッグデータ産業サミット及び中国電子商取引イノベーション発展サミット」(2016ビッグデータ・エキスポ)が5月29日に閉幕した。生き生きとカラフルな展示からは、ビッグデータが我々の生活に入り込んで生活を変えつつあり、社会を大きく変革する兆しが見て取れた。

上海智臻智能網絡科技有限公司が、貴陽国際コンベンションセンター2号館で今回最も人気の高い場所の一つに展示した歌って踊れる「小iロボット」を多くの観衆が囲んだ。「ビッグデータは豊富な人工知能の応用だ」。小i機器人の創業者、朱頻頻氏は記者に対し、ビッグデータ技術の広範な利用により人口知能が多くの産業で広く応用されていると指摘。「今後あなたとやり取りするカスタマーサービスは、1台のバーチャルロボットが行うことになるだろう」と述べた。

データによると、中国国内で2015年のビッグデータ産業規模は1105億6000万元と、前年に比べ44.15%増加。うちビッグデータインフラ施設建設、ビッグデータソフト、ビッグデータ応用が全体に占める割合はそれぞれ64.53%、25.47%、10%となった。

ビッグデータ時代が急速に進むなか、国際的に著名なデータ企業が続々と中国へ「砂金採取」に来ている。米国のクアルコムは今年初め、貴州省政府と貴州省華芯通半導体公司を合弁で設立。中国国内向けに先端サーバチップの開発・設計を行う計画で、第1弾のサーバ開発プラットフォームが順調に完成した。「中国はクアルコムにとって重要な市場となりつつある」。クアルコムのグローバルプレジデント、デレク・アベール氏は、グローバルインターネットで中国の演じる役が日増しに重要になっているとの見方を示した。

 

2016年5月31日

 

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