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japanese.china.org.cn | 15. 12. 2016

中国の新エネルギー車生産台数、今年は世界全体の4割に

タグ: 中国新エネルギー車

「今年の状況をもとに試算すると、中国の2016年の新エネルギー自動車生産台数は世界全体の40%を占めるだろう」。中国自動車工業協会の許艶華副秘書長は先ごろ北京で、中国の1-10月自動車生産台数のうち新エネルギー車が占める割合が1.6%を超えたことを明らかにした。

許艶華氏は10日に北京で開かれた「第13次5カ年計画(十三五、2016-2020年)」新エネルギー自動車トレンド状況ハイレベルフォーラムで上記のように述べた。今回のフォーラムでは、新エネルギー車業界の100人を超えるゲストが、向こう数年の中国新エネルギー車の技術、政策、市場などに関する発展のトレンドについて議論を交わした。

中国自動車工業協会のデータによると、中国の2016年11月の新エネルギー車生産台数は8万4000台で、前年同期に比べ16.21%増加した。2016年1-11月では44.27%増の40万2800台だった。

許艶華氏は、新エネルギー車の生産・販売台数がともに増加している背景について、業界全体の全面的な進歩があると説明した。重要なコア技術が向上し、産業チェーンが構築されたことで、事業環境が整い、社会一般の認知度と購買欲も大幅に上昇したとしている。

フォーラム参加者は、新エネルギー車の「心臓」となる電池が非常に大きく進歩したことを認識した。北京国能電池科技有限公司の郭偉総経理は、現時点で国産のリン酸鉄リチウム、コバルト、ニッケル、マンガンを使用する電池セルのエネルギー密度が10年前に比べ2倍に増えたと説明している。業界はキー材料の産業化能力を持ち、アルミニウムイオン動力電池技術体系を確立。リン酸鉄リチウム動力電池の産業化も果たすと同時に、世界的な展開を実現し、燃料電池とパーツのキー技術を掌握した。郭偉総経理は、「今後のグローバル競争において、中国の新エネルギー車は実力と底力を付けたと言える」との見解を示している。

 

2016年12月15日

 

 

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