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だが日本の対中投資の伸びは他国のペースには及ばない。中国外資系企業協会が昨年8月に発表した「中国における外資系企業の投資環境研究報告」によると、過去数年間、日本を含む先進経済体の対中投資は絶対額が小幅に増加したものの、中国の外資導入全体に占める割合は低下した。

国務院発展研究センター対外経済研究部の張小済研究員の分析によると、割合の低下は、一方では中国の外資導入の総額が急速に伸びていることと関係があり、また一方では円高にともなって、日本から中国以外のアジア諸国への投資が目立って増加していることと関係があるという。

また張研究員によると、ここ数年来、海外に進出した中国企業の多くが日本市場に目を向け始めている。まだ模索の段階だが、今後の展望は明るく、中日間の相互投資が未来の中日経済貿易協力の新たな成長点になることが期待されるという。

 

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2011