李登輝氏の「釣魚島（日本名・尖閣諸島）は日本の領土」だとする発言に対し、島内外から非難の声が集中している。台湾愛国同心会などのメンバーは9月26日午前、「立法院」前で李登輝氏の顔が描かれた人形にムチを打つなどして不満を表現。李登輝氏に対し、売国発言の謝罪を要求した。

香港保釣行動委員会も同日、台湾の香港駐在代表に抗議の書簡を提出。

台湾軍の黄穂生報道官は「釣魚島は『中華民国』の領土であり、『中華民国』の領土には台湾軍に防衛責任がある」と強調した。

「保釣運動」に参加していたことのある台北の馬英九市長も同日、「釣魚島は間違いなく中国の領土であり、台湾省宜蘭県の領土だ。どこの国の国民も自国の領土は認めるべきであり、簡単に放棄などすべきではない」と指摘した。

「人民網日本語版」2002年9月27日