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中日の問題 知恵で解決しよう 外交部報道官
発信時間: 2009-02-06 | チャイナネット

外交部の孔泉報道官は1日の記者会見で、中日関係について次のような質問に答えた。

――釣魚島問題(尖閣諸島問題)や靖国神社問題など、中国と日本との間に存在する歴史問題は、総体的な中日関係においてどの程度重要な位置を占めているのか。2004年の中日関係にどんな影響があるのか。

さきほど中日の間に存在する問題に触れられたが、われわれは何度も中国側の立場を紹介した。簡単に述べよう。まず第一に歴史問題に関して、特に靖国神社の参拝に関してだが、これは深刻な問題である。靖国神社に参拝するかどうかが事実上、当時多くのアジア諸国の人々に大きな苦痛をもたらした侵略戦争に対する認識と立場に関わるからだ。この問題で、もし日本が本当にアジアの人々、世界の人々の信用を得たいならば、明確な態度と行動を示すべきである。日本の一部の指導者は歴史を直視して反省すべきと何度も表明しているが、どのようにして直視して反省するかは、彼らが真剣に考えるべき問題である。中国側の態度は明確で「歴史を鑑(かがみ)として未来へ向う」べきというものだ。われわれは中日関係を重視しており、両国がさまざまな分野での互恵協力を健全かつ順調に発展させることを期待している。ただし「歴史を鑑とする」ことが基礎だ。釣魚島問題についてだが、かいつまんで言うと、まず、釣魚島と周辺の島々(尖閣諸島)は中国固有の領土であり、このことは歴史的にも国際法の上でも十分な根拠がある。中国のこれらの島々に対する主権は争う余地がなく、われわれの中国の領土と主権を守る自信と意志は揺るがない。その上で、中日間にこの問題における立場の相違が存在するので、われわれは平和的な交渉の方法を通して解決を図ろうと常に主張してきた。私はさきほど触れたが、中国と日本は東アジアの2大国家であり、両国の国民は長期にわたる友好的な往来の歴史を持っている。現在、中国と日本は多くの問題で共通の利益もある。われわれは両国が知恵を出し、決意を示し、両国間に存在する問題を効果的に解決し、中日協力が健全な基礎の上に絶えず前へ向けて発展できるよう推進し、両国の国民に幸福をもたらして、アジア地域の平和と安定に貢献することを期待している。

「人民網日本語版」2004年4月4日

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