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「中間線」前提とする共同開発、中国は受け入れず
発信時間: 2009-02-06 | チャイナネット

外交部の記者会見が9日午前に開かれ、秦剛報道官が質問に答えた。

――7日に終了した東中国海の天然ガス田開発をめぐる中日政府間協議の中で、中国は釣魚島(日本名:魚釣島)付近の資源の共同開発を提案し、「中間線」を前提に共同開発を行うという日本の案を拒否した。これはなぜか。

中国が前回の協議で出した案は、東中国海の実情に見合い、「争いを置いて共同開発する」という原則を体現しており、感情や道理にかなうもので、建設的だ。

釣魚島とその付近の島(日本名:尖閣諸島)は中国固有の領土であり、中国が争いようのない主権を持っている。日本はいわゆる「釣魚島は日本の領土」の立場を前提にし、中国の案を受け入れていないが、これは理屈が通らない。

春暁ガス田の開発について、われわれは幾度も立場を説明した。春暁ガス田の開発は、日本との論争のない中国近海で行われているもので、主権を行使した正常な活動だ。東中国海をめぐる協議の中で、中国は繰り返しこの立場を日本に伝えた。

東中国海問題をめぐる昨年の第3回協議で日本が出した案は、日本側の一方的な主張を基にしたもので、中国は受け入れられない。「中間線」は日本側の一方的な主張であり、中国はこれまで受け入れたことはなく、今後も受け入れることはない。いわゆる「中間線」を前提に共同開発を討論することは、中国としては受け入れられない。

「人民網日本語版」2006年3月10日

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