コンクリートから漏れる雨 サービス業から漏れる精神

コンクリートから漏れる雨 サービス業から漏れる精神。 先日7月21日、北京が記録的な大雨に襲われました。数年前にも豪雨はあったのですが、今回は61年ぶりの豪雨レベル(?)ということで、その凄さが記録からも伺われますね。こんな北京で雨にみまわれてしまったら、対処法はただひとつ・・・・、「外出しないこと」であります!
僕もこの大豪雨の当日、北京に降りました…

タグ: 豪雨 北京 空港 インフラ 交通 サービス

発信時間: 2012-07-31 13:25:53 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

文=コラムニスト・中川幸司

先日7月21日、北京が記録的な大雨に襲われました。数年前にも豪雨はあったのですが、今回は61年ぶりの豪雨レベル(?)ということで、その凄さが記録からも伺われますね。この豪雨・暴風の中では、外で傘をさして立っていられないのはもちろんのこと、公共交通機関は麻痺し、床上浸水もいたるところで観測され、数十人の死者もでたとのことです。北京という都市は、日本の都市と比べれば排水機能が極めて脆弱でありまして、今回のような記録的豪雨でなくても、大雨によって「にっちもさっちもいかない状態」になってしまうわけです。

こんな北京で雨にみまわれてしまったら、対処法はただひとつ・・・・、「外出しないこと」であります!

僕もこの大豪雨の当日、北京におりました。

その場所は・・・・・な、な、なんと空港でした!!!!!!(あぁ悲劇!!)雨の気配が強まってきていた午後に、夕方のフライトに遅れては行けないと思い少し早めに家を出たのが運の尽き。。。空港までは無事にたどりつけたものの、その後はみなさんの御想像に難くないとおもいますが、帰宅することもできない「空港カンヅメ」の憂き目にあったのでした。

ほぼ100%の中国国内線がフライトキャンセルとなり、ニュースソースによれば545便が欠航となり、その空港にいた8万人(T1~T3)が僕と同じく「空港カンヅメ」であったそうです。

そんなわけで、今回のブログは空港レポートといたしましょう。当日の空港は飛行機も飛ばない、変えることも出来ない乗客たちで大混雑でした。椅子の上で寝始めるオジサン、呆然と立ち尽くすビジネスマン、怒り狂ったオバサン、数年前に建設されたばかりなのにひどく雨漏りするターミナル、そして、これから立ち向かう問題の大きさにひとり落ち込む僕、がいました(僕は中国国際航空CAに乗る予定で、T3にいました)。そして、この数万の人間がキャンセルになったフライトについて、各航空会社に詰め寄るパニック状態が発生し、まさに空港は乱戦・乱闘状態ともいえる惨状でしたね。

夕方17時くらいから、27時(早朝3時)まで空港チケットカウンター(払い戻し・便変更)は長蛇の列となり、1時間ならんでようやくカウンターにつくものの、航空会社(スタッフ)もパニック状態らしく、適正に処理をできていないようで、中国語を喋ることができない外国人は取り扱ってももらえない状態でした(白人の老夫婦はその後どうなったろうか・・・)。

さて、僕のケースを例にとります。

中川幸司さんのブログ「情熱的な羅針盤

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