まずは、僕が乗る予定の便のフライトキャンセルの情報が掲示板に表示されるまでに時間がかかりました。フライト予定時刻の1時間前になってようやくキャンセル表示がでたのですが、その後どのように対処すればよいかの説明が航空会社からまったくなく、人ごみにうずもれる状態となりました(空港内アナウンスでは、航空会社と各自話をつけてください、という旨の放送が始終流れていました)。中国国際航空の搭乗券発券カウンターのひとつに長蛇の列ができていたので、「これは何の列か?」と並んでいる方に聞いてみると、「フライトキャンセルの証明書を出してもらうんだ」とのことでしたので、僕もこの列に並びました。そして40分後、ようやくカウンターまでたどりつくと、地上係員曰く「ここは、すでに搭乗券を発券された乗客の、発券キャンセル手続きと、その証明書の発行です」とのことで、どうも、発券前であった僕とは関係のない行列であったようです。
そして、重い荷物を引きずりながら、次の「可能性ありそうな」行列をみつけました。そこは「チケット払い戻し・フライト便変更カウンター」であります。ここがさきほど伝えたように1時間以上まつ長い列でありまして、しかも、いわゆる「中国人的横から割り込み」も横行して、カウンターまでたどりつくのに非常に長く時間がかかりました。やっとのことで、カウンターに到着すると担当の地上係員曰く「お客様のお乗りになる予定でありましたCA****は、明朝7時のCA***qに乗客全員自動振替になりましたのでご安心を。もし、お客様任意に他の便に振替る場合であっても、明朝の8時、9時、10時の便などはすべて埋まってしまっているので、この7時の便がよいでしょう。また、今晩のホテルも用意できるかもしれませんので、地上係員マネージャーデスクまでお問い合わせ下さい」という回答が返って来ました。それならば12時間近い「遅延」ではありますが、仕方なしと思い、そのままカウンターを離れました。
結局、「地上係員マネージャーデスク」に向かったものの、ここもまた「戦闘状態」でしたので、すでにこの時点で空港での手続きに4時間近くが経過し、疲れていた僕はこの戦闘から離脱し、ファーストフードチェーンのバーガーキングへと逃げ込み、そそくさと腹ごしらえをした後に、カフェで翌朝5時まで休むことにしました(これらの空港のレストラン等は、その日は特別に深夜も営業してくれていて、サービスも良かったです)。
翌朝5時。ついに、自動振替便の早朝7時発CA***qの搭乗手続きのために発券カウンターに向いました。思い返せば10時間以上、眠ることも出来ずに大変な夜でしたが、終わってみれば貴重な体験でいい思い出(?)のような気分で、すがすがしい程です!
そしてついに、眠れぬ長―い、長―い、夜の時間を終えて、発券手続き。地上係員の女性曰く「CA***qなどという便はありません。他にも同じ事を言う乗客がきたわ。どっからそんな情報がでたのかしら(ぶつぶつ)。」とのこと(ぐはっ!!)。