「青島ビール」のおかげで日本人によく名前を知られている青島。昨年、北京オリンピックのセーリング会場ともなり、その魅力が世界に伝えられた。ここでは、3,000人以上の日本人が暮らしており、住み心地はどうだろうか。三菱商事(青島)有限会社の総経理で、青島日本人会の会長も務める飛坂有三氏は「チャイナネット」の取材に対し、青島で楽しい生活を送っており、ご自身の余暇のスタイルには日本よりも理想的な場所であることを語ってくれた。
ヨット愛好家として楽しむ青島
オリンピックマリーナ沖で
青島日本人会ヨット同好会
「山あり、海あり、豊かな自然に恵まれる青島は住みやすく、日本人はこの町を好きになるのではないでしょうか」と考える飛坂会長だが、彼には、もう一つ青島が好きになる理由がある。飛坂会長はヨットが大好きであり、青島が北京オリンピックのセーリング会場に決まった時、彼はうれしくて仕方がなかった。「ヨットをするには、多くの時間がかかるのではないですか。三菱商事のお仕事は忙しくないのですか」という記者の冗談めいた質問に、飛坂会長は笑いながら、先週の土曜日の例を挙げた。「午後は仕事だったのですが、朝に自転車でマリーナまでいけば、10分でヨットに着き、午前中はヨットを楽しみ、午後には仕事に戻れます。この距離感は日本では考えられないです。日本で東京の場合、マリーナまでの往復だけでも4時間以上はかかります。そのため、青島はこの面ではとても恵まれていますよ。青島でもっとたくさんのヨットが普及すればいいなと思っています」と、ヨット愛好家としての満足感を示した。