「中国の道」
「中国の道」というのは、中国共産党がマルクス主義の基本原理と中国の実情、時代特性を結び付けて歩んでいる新たな道である。中国の特色ある社会主義の道は「中国の道」が現代においての集中的な現れである。
「中国の道」の制度的な前提から見れば、中国の特色ある社会主義制度は人民代表大会を根本的な政治制度とし、多党協力、政治協商等基本的な政治制度を実行する。経済制度は公有制を主体とし、他種類の経済成分の併存と共同発展を特徴とする。また指導思想から見れば、中国の市場経済はマクロコントロールを高度に重視し、計画経済、市場経済の二つの手段の長所の発揮を強調している。さらに経済活動における政府の役割から見れば、「大きな政府」を擁しているとともに「よい政府」も擁している。この外、「中国の道」はいくつかのはっきりした特徴を持っており、それは輸出誘導型の政策、高貯蓄率、高投資率、教育と人材開発の重視などである。こうした特徴はともに「中国の道」の主な内容を構成している。