「シルクロード経済ベルトと21世紀の海上シルクロード共同建設促進のビジョンとアクション」
2015年3月28日に「シルクロード経済ベルトと21世紀の海上シルクロード共同建設促進のビジョンとアクション」と題する白書がボアオ・アジア・フォーラム2015年度年次総会で正式に公表された。国務院に権限が付与されたこの公式文書は、国家発展・改革委員会、外交部、商務部が共同執筆した。この文書には、「一帯一路」の提案の背景や原則、枠組みの構想、協力の重点やメカニズムなどについて述べられている。文書は、「一帯一路」の建設は共同協議、共同建設、共同享受の原則を堅持し、政策上の意思疎通、インフラの相互連結、貿易の円滑化、資金の調達、民心の相互疎通の実現を主な内容とすることを強調している。さらに、「一帯一路」の建設は、終始開放、包摂、ウィンウィンの理念を貫いており、中国一国による「独唱」ではなく、沿線諸国との「大合唱」であることも強調している。また、白書は、新彊や福建など関連省区の「一帯一路」の建設における役割・位置づけについても紹介している。この文書は、作成過程で「一帯一路」沿線諸国と関連国際機構の提案はもとより、中国国内の各界の人々の意見も聴取しており、各方面の知恵を結集したものといえる。この白書は当然「一帯一路」に対する方向性、構造性、意向性を持つ構想が描かれており、将来の中国は「一帯一路」参加国との協力をさらに充実・細分化するだろう。
《推动共建丝绸之路经济带和21世纪海上丝绸之路的愿景与行动》
2015年3月28日,《推动共建丝绸之路经济带和21世纪海上丝绸之路的愿景与行动》白皮书在博鳌亚洲论坛上正式发布。这份官方文件得到国务院授权,由国家发展改革委员会、外交部和商务部共同编写。该文件简明扼要地阐述了“一带一路”倡议的背景、原则、框架思想、合作重点与机制等。文件强调,“一带一路”建设坚持共商、共建、共享原则,以实现政策沟通、设施联通、贸易畅通、资金融通、民心相通为主要内容。“一带一路”建设始终秉持开放包容、互利共赢的理念,不是中国一家独奏,而是沿线国家的大合唱。此外,白皮书还就中国新疆、福建等相关省区在“一带一路”建设中的角色定位进行了介绍。这份文件在制定过程中,充分听取了“一带一路”沿线国家和相关国际组织的建议,也吸收了中国国内各界人士的意见,是集聚各方智慧的成果。当然,这份白皮书仅是针对“一带一路”提出了方向性、框架性、意向性的设计,未来中国还将与“一带一路”的相关参与方进一步完善和细化。