中・モ・ロ経済回廊
2014年9月11日、習近平主席はタジキスタンの首都・ドゥシャンベで行われた中国・ロシア・モンゴル三カ国首脳会談で「中・モ・ロ経済回廊」構想を提起し、プーチン大統領とエルベグドルジ大統領は積極的に中国側の提案に応えた。2016年6月23日に三国が調印した「中・モ・ロ経済回廊構築綱要」は、「一帯一路」イニシアチブの下での最初の協力計画綱要である。中・モ・ロ経済回廊はシルクロード経済ベルトの重要な構成部分であり、「一帯一路」イニシアチブとロシアの「ユーラシア連盟」構想、モンゴルの「草原の道」構想との結合によって三カ国の実務協力深化につながるトップダウン設計のプラットホームを構築し、三国が潜在力と優位性を生かして互恵ウィンウィンの経済発展の新境地を切り開き、地域の経済一体化を推し進め、国際市場で連携による競争力向上を図るのを旨とする。中・モ・ロ経済回廊には二つのルートがある。①中国華北部の北京・天津・河北からフフホト経由でモンゴルとロシアへと結ぶルート、 ②中国の大連、瀋陽、長春、ハルビンから満洲里、ロシアのチタを結ぶルートである。重点協力分野は次の7つである。①交通インフラの整備と相互連結の促進、②交易港建設と税関および検査検疫監査の強化、③生産能力と投資協力の強化、④経済貿易の協力深化、⑤人的交流と協力の開拓、⑥生態系と環境保護での協力強化、⑦地方および国境地帯の協力推進。中でも、交通分野が重点として位置づけられている。
中蒙俄经济走廊
2014年9月11日,习近平主席在塔吉克斯坦首都杜尚别举行的首次中俄蒙三国元首会晤期间,提出打造中蒙俄经济走廊的倡议,获得普京总统和额勒贝格道尔吉总统的积极响应。2016年6月23日,三国正式签署了《建设中蒙俄经济走廊规划纲要》,成为“一带一路”倡议下的第一个多边合作规划纲要。中蒙俄经济走廊是丝绸之路经济带的重要组成部分,旨在推动“一带一路”倡议同俄罗斯的欧亚联盟倡议、蒙古国的“草原之路”倡议实现对接,为三国深化务实合作搭建顶层设计平台,以便发挥三方潜力和优势,建设和拓展互利共赢的经济发展空间,推动地区经济一体化,提升三国在国际市场上的联合竞争力。中蒙俄经济走廊有两个通道:一是从华北京津冀到呼和浩特,再到蒙古和俄罗斯;二是从大连、沈阳、长春、哈尔滨到满洲里和俄罗斯的赤塔。该走廊重点关注七大合作领域,即促进交通基础设施发展及互联互通、加强口岸建设和海关及检验检疫监管、加强产能与投资合作、深化经贸合作、拓展人文交流合作、加强生态环保合作、推动地方及边境地区合作,其中交通领域被确定为工作重点。