中国―中央アジアー西アジア経済回廊
中国―中央アジアー西アジア経済回廊は、東は中国、西はアラビア半島まで伸びる。中国が中央アジア諸国と西アジア諸国との間にできた経済協力地域で、古代シルクロードの範囲とほぼ一致する。回廊は新疆からスタートし、中央アジア地域を抜け、ペルシャ湾、地中海沿岸とアラビア半島へと続く。主として中央アジア5カ国(カザフスタン、キルギスタン、タジキスタン、ウズベキスタン、トルクメニスタン)と西アジアのイラン、サウジアラビア、トルコなど17の国と地域が含まれ、シルクロード経済ベルトの重要な構成部分となっている。中央アジア、西アジアは豊富な資源に恵まれているが、経済・社会発展の制約要因が依然多い。とりわけ、インフラ整備の立ち遅れ、資金と技術の欠乏などの問題が際立っている。中国―中央アジアー西アジア経済回廊の建設によって、当該地域の対外経済協力と資金流動の通路ができるならば、関連諸国の経済・社会発展の促進にもプラスとなる。
中国-中亚-西亚经济走廊
中国-中亚-西亚经济走廊东起中国,向西至阿拉伯半岛,是中国与中亚和西亚各国之间形成的一个经济合作区域,大致与古丝绸之路范围相吻合。走廊从新疆出发,穿越中亚地区,抵达波斯湾、地中海沿岸和阿拉伯半岛,主要涉及中亚五国(哈萨克斯坦、吉尔吉斯斯坦、塔吉克斯坦、乌兹别克斯坦、土库曼斯坦)和西亚的伊朗、沙特、土耳其等17个国家和地区,是丝绸之路经济带的重要组成部分。尽管中亚、西亚地区资源丰富,但制约经济社会发展的影响很多,其中基础设施建设落后、缺乏资金技术等问题较为突出。通过中国-中亚-西亚经济走廊建设,打通该地区对外经贸合作和资金流动通道,有利于促进相关国家经济社会发展。