インド「プロジェクト・マウサム」
「プロジェクト・マウサム(Project Mausam)」はインドのモディ政権が「昔のやり方を借りて現在の建設事業を進める」外交戦略の新構想で、インド亜大陸からインド洋全体に至る広大な地域に、インド主導による環インド洋地域互恵協力新プラットフォームを構築することを目的としている。「プロジェクト・マウサム」は、インド文化の影響が深い環インド洋地域と環インド洋諸国間の古くからの貿易交流の歴史を拠り所として、インドを主力として環インド洋諸国間による海洋資源の共同開発、経済・貿易交流などの分野の協力を推し進める。モディ政権の「プロジェクト・マウサム」は、当初の文化プロジェクトとしての位置づけから、外交や経済の機能をもつ準戦略的計画となった。インドは古代の「海上シルクロード」の重要な中継点であり、中国と「一帯一路」を共同で建設し共同で享受する重要なパートナーでもある。「プロジェクト・マウサム」と「一帯一路」はもともと構造的にも本質的にも対抗性はなく、相互に結びつき、さらに言えば相互に融け合うものである。
印度“季风计划”
“季风计划”是印度莫迪政府尝试“借古谋今”的一种外交战略新构想,设想在从南亚次大陆到整个环印度洋的广大区域内,打造以印度为主导的环印度洋地区互利合作新平台。“季风计划”以深受印度文化影响的环印度洋地区以及该地区国家间悠久的贸易往来历史为依托,以印度为主力,推进环印度洋地区国家间在共同开发海洋资源、促进经贸往来等领域的合作。莫迪政府的“季风计划”经历了从最初的文化项目定位发展成为具有外交、经济功能的准战略规划。印度是古代“海上丝路”的重要驿站,也是中国共建共享“一带一路”的重要伙伴。“季风计划”与“一带一路”在结构和本质上并不具有天然的对抗性,反而能实现相互对接甚至融合。