アジア通貨危機の対応

(改革開放)

发布时间:2018-12-05 | 来源:中国網日本語版

アジア通貨危機の対応


 1997年の夏、アジアで稀に見る金融危機が発生し、多くの経済国の通貨や資産価値が30~40%暴落し、銀行や企業が空前の苦境に陥った。1998年になっても危機は継続して広がり、また深まり、ロシアや中南米などの国や地域にまで波及し、世界の外貨市場や株式市場、そしていくつかの国の政局の動揺を引き起こした。

中国は比較的慎重な金融政策と以前から取っていた一連の防止措置を実行していたため、危機の中でも直接的なダメージを受けることはなく、金融と経済は引き続き安定を保った。アジア通貨危機を緩和するため、中国政府は一連の積極的な政策を取り、中国の責任と役割を世界に見せた。

 一つ目は国際通貨基金がアジア関係諸国に対する援助に積極的に参加し、その枠組みの中で二国間チャネルを通じ、タイなどの国に総額40億ドル以上援助し、インドネシアなどの国に輸出信用や非常時無償薬品の援助をした。

二つ目は中国政府が高度な責任のある姿勢で地域の安定と発展の大局を擁護することから出発し、大きな圧力に耐え、大きな代価を支払い、人民元切り下げを行わない決定を下し、アジアひいては世界の金融や経済の安定と発展に対し、重要な役割を果たした。

 三つ目は人民元切り下げを断固として行わないこととともに、中国政府は努力して内需を拡大し、経済成長を促す政策を取り、国内経済の健全的で安定した成長を保ち、アジア経済の緊張状態を緩和し、アジア経済の回復をけん引することに対し、重要な役割を発揮した。

 四つ目は中国が各関係側と協調して力を合わせ、地域と世界の金融協力に積極的に参加し、それを推し進めたことだ。中国はアジア太平洋経済協力機構第6回首脳非公式会議、東南アジア諸国連合(ASEAN)-中日韓およびASEAN-中国首脳非公式会議など多角的な舞台で、中国の主張を提起し、各関係側と協調して力を合わせ、地域と世界の金融協力に積極的に参加し、それを推し進めた。


应对亚洲金融危机


  1997年夏,亚洲爆发了罕见的金融危机,大多数经济体的货币和资产价值跌落了30%~40%,银行和企业陷入了空前的困境。到1998年,危机继续蔓延和深化,并波及俄罗斯和拉美等国家和地区,引发了全球汇市、股市大波动和一些国家的政局动荡。

  中国由于实行比较谨慎的金融政策和此前采取的一系列防范措施,在危机中未受到直接冲击,金融和经济继续保持稳定。为缓解亚洲金融危机,中国政府采取了一系列积极政策,展示了中国的责任与担当。

一是积极参与国际货币基金组织对亚洲有关国家的援助,在其框架内并通过双边渠道,向泰国等国提供了总额超过40亿美元的援助,向印尼等国提供了出口信贷和紧急无偿药品援助。

  二是中国政府本着高度负责的态度,从维护地区稳定和发展大局出发,承受了巨大压力,付出了很大代价,做出了人民币不贬值的决定,对亚洲乃至世界金融、经济的稳定和发展起到了重要作用。

  三是在坚持人民币不贬值的同时,中国政府采取努力扩大内需、刺激经济增长的政策,保持了国内经济的健康和稳定增长,对缓解亚洲经济紧张形势、带动亚洲经济复苏发挥了重要作用。

  四是中国与有关各方协调配合,积极参与和推动地区和国际金融合作。中国利用亚太经济合作组织第六次领导人非正式会议、东盟—中、日、韩及东盟—中国领导人非正式会晤等地区多边场合,提出中国主张,与有关各方协调配合,积极参与和推动地区和国际金融合作。