中部台頭戦略
中部台頭戦略は中国が中部経済区――河南、湖北、湖南、江西、安徽、山西の6省の共同台頭を促進する政策を指す。2004年3月、当時の温家宝総理が政府活動報告の中で、初めて中部地区台頭の促進を明確に提起した。2006年4月、「中部地区台頭促進に関する中国共産党中央・国務院の若干の意見」が正式に出された。2009年9月、国務院常務委員会は討論を行い、「中部地区台頭促進計画」を原則的に可決した。計画は、中部地区を、全国の重要な食糧生産基地、エネルギー原材料基地、現代設備製造およびハイテク産業基地、総合交通運輸中継地となるよう建設し、東部地区を支え西部地区を導く立場と産業発展の優位性を発揮する中で台頭させ、中部地区の経済・社会の全面的な協調した持続可能な発展を実現しなければならないと指摘した。2016年12月7日、国務院常務委員会は審議を行い、「中部地区台頭促進計画(2016-2025)」を可決した。その戦略的ポジショニングは、もともとの「三つの基地、一つのターミナル」の基礎の上で、さらに発展して「一つの中心、四つのエリア」という新たなポジショニングになった。すなわち、全国の重要先進製造業の中心、全国の新型都市化重点エリア、現代農業発展核心エリア、生態文明建設モデルエリア、全方位開放重要支援エリアだ。中部台頭は、中国の地域経済協調発展戦略の重要な構成部分で、小康の全面的な実現の重要な支えで、経済、政治、社会の発展などの面において非常に重要な戦略的意義を持っている。
中部崛起战略
中部崛起战略是指中国促进中部经济区——河南、湖北、湖南、江西、安徽和山西6省共同崛起的一项政策。2004年3月,时任总理温家宝在政府工作报告中,首次明确提出促进中部地区崛起。2006年4月,《中共中央、国务院关于促进中部地区崛起的若干意见》正式出台。2009年9月,国务院常务会讨论并原则通过《促进中部地区崛起规划》,规划指出,要把中部地区建设成为全国重要的粮食生产基地、能源原材料基地、现代装备制造及高技术产业基地和综合交通运输枢纽,在发挥承东启西和产业发展优势中崛起,实现中部地区经济社会全面协调可持续发展。2016年12月7日,国务院常务会议审议通过了《促进中部地区崛起规划(2016至2025年)》。其战略定位在原来“三基地、一枢纽”的基础上,进一步发展成为“一中心、四区”的新定位,即:全国重要先进制造业中心和全国新型城镇化重点区、现代农业发展核心区、生态文明建设示范区、全方位开放重要支撑区。中部崛起是我国区域经济协调发展战略的重要组成部分,是全面小康的重要支撑,在经济、政治和社会发展等方面都具有十分重大的战略意义。