資源配分における市場の決定的役割
改革開放40年来、中国の経済改革は高度集中の計画経済から徐々に社会主義市場経済へと軌道を切り替えていった。1992年に開催された第14回党大会で「資源配分における市場の基礎的役割を発揮させる」ことが提起され、2002年に開催された第16回党大会で「より大きな程度で資源配分における市場の基礎的役割を発揮させる」ことが提起され、2007年に開催された第17回党大会で「制度上からより良く資源配分における市場の基礎的役割を発揮させる」ことが提起され、2012年に開催された第18回党大会で「より大きな程度で、より広い範囲で資源配分における市場の基礎的役割を発揮させる」ことが提起されており、いずれも資源配分における市場の重要な役割を強調している。2013年11月に開かれた中国共産党第18期中央委員会第3回全体会議は、「資源配分における市場の決定的役割を発揮させる」と一歩進んで提起した。「資源配分における市場の決定的役割」との位置づけは、以前の二十数年流用した「基礎的役割」という表現の継承と発展で、党と社会全体が政府と市場の関係に関する正しい観念を確立することに役立ち、経済発展パターンの転換、政府機能の転換、腐敗現象の抑制と撲滅に役立つ。もちろん、市場という「見えざる手」はまた「非情のムチ」で、社会の経済活動全体を「追いつ追われつ、勇んで先を争う」ような状態にさせるとともに、その自発性と盲目性による市場の機能不良を招くこともあり、政府という「見える手」が役割を果たす必要がある。政府の主な職責と役割がマクロ経済の安定維持、公共サービスの強化・最適化、公平な競争の保障、市場に対する監督・管理の強化、市場秩序の維持、持続可能な発展の推進、共同富裕の促進、市場の機能欠陥の補完だ。
市场在资源配置中起决定性作用
改革开放40年来,中国的经济改革是从高度集中的计划经济逐步转向社会主义市场经济的。1992年召开的党的十四大提出“要使市场在资源配置中起基础性作用”,2002年召开的十六大提出“在更大程度上发挥市场在资源配置中的基础性作用”,2007年召开的十七大提出“从制度上更好发挥市场在资源配置中的基础性作用”,2012年召开的十八大提出“更大程度更广范围发挥市场在资源配置中的基础性作用”,都是在强调市场在资源配置中的重要作用。2013年11月召开的党的十八届三中全会进而提出,“使市场在资源配置中起决定性作用”。做出“使市场在资源配置中起决定性作用”的定位,是对此前沿用20多年的“基础性作用”这一提法的继承和发展,有利于在全党全社会树立关于政府和市场关系的正确观念,有利于转变经济发展方式,有利于转变政府职能,有利于抑制消除腐败现象。当然,巿场这只“无形的手”又是一条“无情的鞭子”,在使整个社会经济活动形成你追我赶、奋勇争先的同时,也会由于其自发性、盲目性带来市场失灵,需要政府这只“有形的手”来发挥作用,政府的职责和作用主要是保持宏观经济稳定,加强和优化公共服务,保障公平竞争,加强市场监管,维护市场秩序,推动可持续发展,促进共同富裕,弥补市场失灵。