改革の全面的深化
2013年11月9日から12日にかけて開かれた中国共産党第18期中央委員会第三回総会で審議、採択された「改革の全面的深化における若干の重要問題に関する中国共産党中央の決定」は、改革を全面的に深化させるための総体的布石、総動員を行い、2020年までの改革の全面的深化のタイムテーブルとロードマップを打ち出した。改革の全面的深化の総目標は、中国の特色ある社会主義制度を充実・発展させ、国家統治体系と統治能力の現代化を推進することである。これは一つの分野、またはいくつかの分野の改革ではなく、経済、政治、文化、社会、エコ文明、国防・軍隊及び対外開放などすべての分野にかかわる改革である。また、これは一つの部門、またはいくつかの部門に頼るのではなく、各方面を調和させる必要がある。これは段階的任務ではなく、幾世代にもわたって引き継いでいくべきものである。改革開放には進行形あるのみで、これで終わりということはない。改革を全面的に深化させるには、硬い骨のような難題に果敢にかじりつき、危険な早瀬のような試練を果敢に渡ならければならない。改革を全面的に深めるには、あくまでも経済体制改革を重点に置き、資源配分における決定的な役割を市場に果たさせ、政府の役割をよりよく発揮させる制度体系の健全化に力を入れる必要がある。改革の全面的深化の根本目的は、社会の公平と正義をよりよく促進し、改革と発展の成果がすべての人々により多く、より公平にもたらされるようにして、人民大衆が獲得感をより多く感じられるようにすることである。