小康社会の全面的達成の新目標・新要求
第16回党大会と第17回党大会で打ち出された小康社会の全面的建設という目標を踏まえて、第18回党大会では2020年までに小康社会を全面的に築き上げるという壮大な目標が打ち出された。第13次五ヵ年計画は小康社会の全面的達成の新目標・新要求をさらに明確にした。具体的には次のようなことである。それはつまり、△小康社会を全面的に築き上げるという目標を達成できるよう努力し、発展を最重要任務とすることを堅持し、発展の質と効果の向上を中心とし、改革を全面的に深化させること、△経済の中高速成長を維持し、産業が中高次元化にグレードアップし、2020年までに国内総生産(GDP)と都市・農村住民一人当たりの所得・収入を2010年の二倍にすること、△人民の生活の水準と質を普遍的に向上させ、第13期五ヵ年計画期間中にバラック区の再開発を基本的に完了させ、2020年までに現行の基準での農村貧困人口にあたる人々が貧困から脱却し、貧困県にあたる県がもれなくこの不名誉な呼び名をそそげるようにし、地域的な貧困の集中が解消されるようにすること、△人々のマナー・素養と社会の文明度を向上させ、2020年までに公共文化サービス体系がほぼ整うようにすること、△生態環境全般の質的改善に取り組み、グリーン発展方式とグリーンライフスタイルの形成を促すこと、△改革開放に依拠して制度改革を進め、2020年までに国家統治体系・統治能力の現代化が大きく進展し、各分野の基礎的制度体系がほぼ出来上がり、各方面の制度がさらに成熟し定着するようすること、である。