巡視制度

(国政運営を語る)

发布时间:2018-12-05 | 来源:中国網日本語版

巡視制度


   巡視制度は中国共産党内の重要制度であり、中央や省、自治区、直轄市の党委員会が、巡視目的でつくられた機関を通じて下級の党組織の指導グループ及びそのメンバーへの監督を関連規定に基づいて行う制度である。2003年、巡視制度が党内法規の形で党内監督を目的とする10の制度の一つとなった。2007年、第17回党大会で巡視制度が党規約に盛り込まれた。2009年、中国共産党中央は「中国共産党巡視活動条例(試行)」を公布し、2015年8月に「中国共産党巡視活動条例」を公布した。2017年5月、中央政治局は「『中国共産党巡視活動条例』の改正に関する決定」を審議し、同年7月1日に正式に公布した。巡視活動は規定に基づいて次のことを堅持する。△中央による統一的指導、分級責任(等級に応じて責任を負う)を堅持する、△事実に基づいて真理を追求し、法律・法規に基づくことを堅持する、△大衆路線を貫き、民主を発揚することを堅持する、△巡視活動を行う党組織は同活動において主体的責任を負う、△巡視組の主な職責は下級の党組織の指導グループ及びそのメンバーへの監督を行うことである、△巡視は、特別巡視や「再巡視」、「抜き打ち巡視」などの方式で行う。第18回党大会以来、中央は全部で12回の巡視を行い、党の歴史上初の現指導部任期内の中央巡視全カバーを実現した。巡視制度は効果が得られる制度であることを、実践は証明した。巡視活動は党風・廉潔政治建設と反腐敗闘争の重要な舞台となった。巡視活動は党内監督と大衆による監督を結びつけた重要な方式であり、上級の党組織が下級の党組織を監督するための重要な手がかりでもあり、全面的な厳しい党内統治を力強く支えている。