「行政の簡素化・下部への権限委譲」

(国政運営を語る)

发布时间:2018-12-05 | 来源:中国網日本語版

「行政の簡素化・下部への権限委譲」


 「行政の簡素化」とは、機構機能が重複している、国家権力が分散している、冗員が増えている、互いに足を引っ張りあっているという現象を解決すべく、社会における公共財やサービスの供給不足および行政効率低下といった問題を解決することである。「下部への権限委譲」とは、経済活動に対する許認可が多すぎる、審査・認可の手続きが複雑、審査・認可の期間が長く、かつ効率が悪いという現象を解決すべく、政府が管理すべきでない事柄まで管理するという問題や、一部の管理すべき事柄のほうがかえってうまく管理できていないという問題を解決することである。中国の今期政府は政府機能の転換、「行政の簡素化・下部への権限委譲」を最初の大仕事とした。2013年末には、行政審査・認可などの事項を撤廃や下部へ委譲を 416件行い、2014年はさらなる撤廃や下部への委譲を 200件以上行った。政府機能の転換の核心的意義は、「委譲」と「管理」を適切に結びつけることである。「委譲」は活性化することであって、放任することではい。「管理」は効果的な管理であって、過剰な干渉によって活気を失わせることではない。

 「行政の簡素化・下部への権限委譲」は政府と市場の関係を調整し、資源配分において市場の役割をよりよく発揮させるためであり、つまるところ改革を促進して構造調整し、民生に恩恵をもたらすためである。事前審査を事中・事後監督管理に変えることは、政府活動に対する「プレッシャーを減らす」ことではなく、関連の仕事をきめ細かく行い、監督管理がさらに行き届くようにしなければならないということである。こうした仕事のやり方の転換によって、政府の機能部門にさらに高い要求が出された。それはつまり、観念を変えるだけでなく、能力も高め、自ら進んで市場法則を研究して、先見性のある見方をもち、市場の発展に役立つものであれば積極的に奨励し、そうでないものであれば、直ちに調整するようにする、ということである。