小康社会の全面的完成
小康社会は中華民族が古来追求してきた理想的な社会の状態である。改革開放当初、鄧小平は「小康」という言葉を使って中国式の現代化を説明し、20世紀末までに「中国で小康社会をつくり上げる」という奮闘目標を打ち出した。全党と全国各民族人民の共同努力の下で、鄧小平が打ち出した目標は20世紀末に遅滞なく達成し、人民の生活水準は全体として小康レベルに達した。この結果を踏まえて、第16回党大会は今世紀の最初の20年に十数億の人々が恩恵を受けるさらに高いレベルの小康社会の建設という目標を打ち出した。第17回党大会は小康社会の全面的建設についての新たな要求を出した。第18回党大会は小康社会の全面的建設という奮闘目標を充実させ、完全なものにし、目標を「小康社会の全面的建設」から「小康社会の全面的完成」に変更した。小康社会の全面的完成の「小康」とは発展水準のことをいい、「全面」とは発展の均衡性・調和性・持続可能性のことをいう。小康社会の全面的完成において、最も困難かつ重い任務は農村、特に貧困地区での取り組みであり、最も根本的で差し迫った任務は社会の生産力をさらに解放し発展させることである。中国共産党第18期中央委員会第5回全体会議は、2020年までに、中国の現行基準での農村貧困人口が全て貧困脱却することを確実に保証すると明確に打ち出した。第19回党大会報告は、現在から2020年までは、小康社会の全面的完成の決戦期であると指摘した。小康社会の全面的完成の奮闘目標は、中国共産党が人民と歴史に向けて行った厳粛な約束であり、13億余りの中国人民の共同の期待である。この壮大な目標は、「二つの百周年」の奮闘目標のうちの一番目であり、中華民族の偉大な復興の征途における重要な一里塚であり、中華民族の偉大な復興の実現の重要な基礎であり、鍵となる一歩である。今日、小康社会の全面的完成のために奮闘することは、民族の復興実現のために奮闘することである。
全面建成小康社会
小康社会是中华民族自古以来追求的理想社会状态。改革开放之初,邓小平首先用“小康”来诠释中国式现代化,明确提出到20世纪末“在中国建立一个小康社会”的奋斗目标。在全党全国各族人民共同努力下,邓小平提出的目标在20世纪末如期实现,人民生活总体上达到小康水平。在这个基础上,中共十六大提出本世纪头20年全面建设惠及十几亿人口的更高水平的小康社会的目标。中共十七大提出全面建设小康社会的新要求。中共十八大对全面建设小康社会目标进行了充实和完善,将“全面建设小康社会”调整为“全面建成小康社会”。全面建成小康社会,“小康”讲的是发展水平,“全面”讲的是发展的平衡性、协调性、可持续性。全面建成小康社会,最艰巨最繁重的任务在农村、特别是在贫困地区,最根本最紧迫的任务还是进一步解放和发展社会生产力。中共十八届五中全会明确提出,确保到2020年中国现行标准下农村贫困人口全部脱贫。中共十九大报告指出,从现在到2020年,是全面建成小康社会决胜期。全面建成小康社会的奋斗目标,是中国共产党向人民、向历史作出的庄严承诺,是13亿多中国人民的共同期盼。这个宏伟目标,是“两个一百年”奋斗目标中的第一个,是中华民族伟大复兴征程上的重要里程碑,是实现中华民族伟大复兴的重要基础、关键一步。今天为全面建成小康社会而奋斗,就是在为实现民族复兴而奋斗。