新時代の中国の特色ある社会主義を発展させるための戦略的段取り

(国政運営を語るⅡ)

发布时间:2019-04-15 | 来源:中国網日本語版

新時代の中国の特色ある社会主義を発展させるための戦略的段取り


 中国共産党第19回党大会から第20回党大会までは、「二つの百周年」の奮闘目標の歴史的合流期である。中国共産党第19回党大会報告は、小康社会を全面的に完成させて一つ目の百周年の奮闘目標を達成するだけでなく、その勢いに乗って社会主義現代化国家の全面的建設に向けた新たな征途につき、二つ目の百周年の奮闘目標を目指してまい進しなければならないと述べている。また、同報告は国際・国内情勢と中国の発展の条件を総合的に分析したうえで、2020年から今世紀半ばまでは、二つの段階に分けて計画したほうがいいと述べている。その計画は以下の通りである。


 第一の段階の2020年から2035年までは、小康社会の全面的完成を土台に、さらに15年奮闘して、社会主義現代化を基本的に実現する。その暁には中国は、△経済力・科学技術力が大幅に向上し、革新型国家の上位に上り詰めているであろうし、△人民の平等参加・平等発展の権利が十分に保障され、法治国家・法治政府・法治社会が基本的に築き上げられ、各方面の制度がよりいっそう充実し、国家統治体系・統治能力の現代化が基本的に実現しているであろうし、△社会の文明度が新たなレベルまで高まり、国の文化的ソフトパワーが著しく増強され、中華文化により広く深い影響力が備わっているであろうし、△人民の生活がより豊かになり、中間所得層の割合が顕著に高まり、都市・農村間および地域間の発展の格差や住民の生活水準の格差が著しく縮小し、基本公共サービスの均等化が基本的に実現し、全人民の共同富裕が堅実なスタートを切っているであろうし、△現代的社会統治の枠組みが基本的にでき上がり、社会に活気が満ち溢れ調和と秩序も備わっているであろうし、△生態環境が根本的な改善をみせ、「美しい中国」の目標が基本的に達成されている。


 第二の段階の2035年から今世紀半ばまでは、現代化の基本的実現を土台に、さらに15年奮闘して、中国を富強・民主・文明・調和の美しい社会主義現代化強国に築き上げる。その暁には中国は、物質文明・政治文明・精神文明・社会文明・エコ文明が全面的に向上し、国家統治体系・統治能力の現代化を実現し、トップレベルの総合国力と国際的影響力を有する国となり、全人民の共同富裕が基本的に実現し、人民がより幸せで安心な生活を送っているであろうし、中華民族はますます{はつらつ}溌剌として世界の諸民族の中にそびえ立っている。


 小康社会を全面的に完成させた上で現代化を基本的に実現し、その上でさらに社会主義現代化強国を全面的に築き上げることは、新時代の中国の特色ある社会主義を発展させるための戦略的段取りである。


新时代中国特色社会主义发展战略安排


  从中共十九大到二十大,是中国“两个一百年”奋斗目标的历史交汇期。中共十九大报告提出,既要全面建成小康社会、实现第一个百年奋斗目标,又要乘势而上开启全面建设社会主义现代化国家新征程,向第二个百年奋斗目标迈进。中共十九大综合分析国际国内形势和中国发展条件,提出从二〇二〇年到本世纪中叶可以分两个阶段来安排。


  第一个阶段,从二〇二〇年到二〇三五年,在全面建成小康社会的基础上,再奋斗十五年,基本实现社会主义现代化。到那时,中国经济实力、科技实力将大幅跃升,跻身创新型国家前列;人民平等参与、平等发展权利得到充分保障,法治国家、法治政府、法治社会基本建成,各方面制度更加完善,国家治理体系和治理能力现代化基本实现;社会文明程度达到新的高度,国家文化软实力显著增强,中华文化影响更加广泛深入;人民生活更为宽裕,中等收入群体比例明显提高,城乡区域发展差距和居民生活水平差距显著缩小,基本公共服务均等化基本实现,全体人民共同富裕迈出坚实步伐;现代社会治理格局基本形成,社会充满活力又和谐有序;生态环境根本好转,美丽中国目标基本实现。


  第二个阶段,从二〇三五年到本世纪中叶,在基本实现现代化的基础上,再奋斗十五年,把中国建成富强民主文明和谐美丽的社会主义现代化强国。到那时,中国物质文明、政治文明、精神文明、社会文明、生态文明将全面提升,实现国家治理体系和治理能力现代化,成为综合国力和国际影响力领先的国家,全体人民共同富裕基本实现,中国人民将享有更加幸福安康的生活,中华民族将以更加昂扬的姿态屹立于世界民族之林。


  从全面建成小康社会到基本实现现代化,再到全面建成社会主义现代化强国,是新时代中国特色社会主义发展的战略安排。